最近オリジナルについての問い合わせが多く、ブログでも少しづつご説明してますが、
昨日インスタでアップしたものを見つつ、そういえば新婦さまからオリジナルを作るとき、凹みを強くしてほしい。。
というご要望が多いことを思い出しました。
この画像をご覧頂くとはっきりしたコントラストで印刷されていると思います。
これはただの活版印刷で凹凸をつけただけではなく
白のインキをのせています。そのところだけ色合いが微妙に違うんです。
ですので、よりはっきりと絵柄がわかると思います。
この凹みは簡単そうで意外と難しいんです。
強くプレスすれば凹みが大きくなります。とても簡単な理屈です。
ところが、あまりそこに固執しすぎると、せっかくの良い風合いの紙が歪みます。
当然そうなります。凹みを入れるという事は歪ませているわけですから、用紙のどこかにひずみがでます
すると、せっかくの良い雰囲気も台無し。でも凹ませたい。難しい〜〜〜
しかも印刷する絵柄や版の大きさによっても、ゆがみの程度は違うし、用紙の種類によっても違ってきます。
絵柄が均等に凹むように薄紙をいれたり少し厚紙をくわえたりしながらプレスの強さを調整しますが
これによっても紙のゆがみは変わってきます。以前、地元の新婦さまがお友達のご婚礼の招待状を持参してきました。
同じ活版を利用したものですが、強くプレスしすぎてカバーが歪んでました。ほどほどが素敵だと思います。
でも画像のものはとても強く凹ませてます。
どうなんです。これは凸凹で陰影をだしているので強くプレスしないと意味がないんです。
そこで厚めの色台紙を合紙しました。
これで強い凸凹で歪んでしまった用紙を安定させることができます。
色台紙はたくさんご用意してます。淡い色目のものから濃い色のものまでいろいろです。
サンプルになければお探しもしております。どうぞご相談ください